ベトナム・オフショア開発最新情報(2023年1月)~旧暦と旧正月

こんにちは。大変お世話になっております。
ISV VIETNAM 糸見です。

ベトナムは昨日1月22日が旧正月(テト)の元旦となり、新暦から遅れること1か月、新しい年を迎えました。

ベトナムも日本と同じように十二支の干支があり、今年はなんと「ネコ年」となります!
ウサギがあまりいなかったからという説が有力ですが、タイ、チベット、ブルガリア、ベラルーシもネコ年があるようです。

昨年より今年、昨日より今日、日々の変化を恐れず、常に前進する個人、組織でありたいと思います!
2023年猫年も宜しくお願いします!

【ベトナムIT事情~旧暦(太陰太陽暦)について】

さて、今回はIT事情ではなく、旧正月にちなんで旧暦(太陰太陽暦)のお話です。

いま私たちが日常使っている「新暦(太陽暦・グレゴリオ暦・西暦)」は、
地球が太陽の周りを回る周期を基準にしていて、その周期は約365日となります。

一方、「旧暦(太陰暦)」は、月の満ち欠け(新月→満月→新月)に要する29.5日を周期としており、
29.5日×12ヶ月で1年は約354日としています。

つまり、旧暦は新暦よりも年間11日少ない計算となります。
これでは実際の季節とづれが大きくなって行きますから、何年かに一度、「閏月」を設けて1年を13ヶ月として
太陽の動きも取り入れて調整したものが、現在の旧暦(太陰太陽暦)です。

そんな「旧暦(太陰太陽暦)」は、明治5年まで日本でも一般的使われていました。
しかし、近代国家を目指す明治政府は、当時、欧米諸国で採用されていた新暦(グレゴリオ暦・西暦)に突然改暦したのでした。

一説には、改暦の翌年の明治6年は、旧暦では「閏月」がある年で13ヶ月となり、お金もない明治政府は新暦に改暦して、1か月分の給料を削減したのではというお話もあります。

近代の暦のほとんどは、太陰暦(月の満ち欠け)か、太陽暦(太陽を回る周期)かの二つが元になっています。

そして、エジプトのシリウス歴、古代ローマのユリウス暦(後のグレゴリオ暦)、メソポタミア文明の太陰暦、イスラムのヒジュラ歴など、古代から暦は生活全般を司る非常に大切なもので、暦を支配するものは最高権力者の証でした。

旧正月(テト)の長期休暇で社員も一斉に帰省して今週は会社もお休みです。
西暦のお正月が終わって、また旧暦のお正月と、年間2回もお正月が来て会社は大変ですが・・・

ここベトナムでは人々の生活や風習は旧暦(太陰太陽暦)を元にしています。
「郷に入れば郷に従え」、ベトナムでお仕事をさせていただいているので、旧暦のお正月を大切にしたいですね。

【ネコ年の今年も宜しくお願いいたします。】

旧暦(太陰太陽歴)も明けて、ベトナムも新年に入りました!

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
猫年となる2023年も、どうか宜しくお願いいたします!

糸見 圭太郎 Keitaro Itomi

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