ベトナム・オフショア開発最新情報(2023年7月)

こんにちは。大変お世話になっております。
ISV VIETNAM 糸見です。

おかげさまで、忙しい日々が続いており、久しぶりのメールとなります。
ここホーチミンはすっかり雨期入り、気温も最低26℃~最高32℃と、猛暑と言われる日本よりも、かなり涼しい日々をすごしております。日本は40℃に迫るとお聞きしてます・・・日本のみなさま、どうかご自愛ください。

そういえば、先日、10年ぶりにハノイ出張に行って来たのですが、
首都ハノイの街の発展と、サービスレベルの向上にびっくりしました。

縦に長いベトナムで1,700キロも離れていると、気候も文化も、そして人々にも違いがあります。

何事もあっけらかんとして直球の南部ホーチミンの人、本音と建前のある北部ハノイの人、
どちらかというと、北部ハノイの人の方が、日本人に近いような気がします。

それにしても、ハノイは歴史があって古い建物も多く、喧騒の街ホーチミンとは違い情緒溢れる街です。
是非、みなさまも首都ハノイと商業都市ホーチミンの両方を訪れて違いを感じて下さい~

【ベトナムIT最新事情~日経新聞の記事を読んで】

さて、つい先日、日経新聞を読んでいたら、こんな記事がありました。

「日本のIT開発、ベトナム頼み転機 欧米系年収1000万円も」と衝撃的なタイトルで、
日本企業のオフショア先7割を占めるベトナムで、欧米企業との優秀な人材の獲得競争が起きていて、
日本企業が待遇面から遅れをとっており、ベトナムに代わる国も探さなければという記事でした。

確かに、この1年半以上の長期に渡る大幅な円安、ベトナムの経済成長と物価上昇、欧米諸国の急激な物価上昇が想定外のスピードで進んでおり、一時的にベトナムの対日オフショア開発企業が苦慮しているのは事実です。

IT企業が多く入居するオフィスビルに入る知り合いの企業は、同じビルに入居する欧米系企業に1.5~2倍の給料で
かなりの人数が引き抜かれていると言っていました。

ただ、ベトナムでも欧米系外資企業の評価制度は厳しく、成果を出さなければなりませんし、プロジェクト終了を持って契約終了となる場合もあるなど、かなりドライです。

一方の、弊社を含む日系企業は新卒を多く採用して育て上げていくイメージです。
もちろん、ベトナムですので試用期間や有期限契約の更新時に、採用した人材をふるいにかけて行きますが、日本企業はスタッフの将来のキャリアを考え、育てて行こうという意識が強いように思います。

また、オフショア開発において「優秀な人材」という定義も、求められる人材も、その企業や業務内容により様々です。

もちろん新しく何かを「創造する力」は優秀で素晴らしいのですが、対日オフショア開発に要求されている優秀さは、いかに日本からの仕様・要件をよく理解し、いかに品質を高く、早く作業を仕上げて行くかの「遂行する力」のように思います。

今年はベトナム国内の不景気感もあり、フレッシュな新人プログラマーの採用がかなり容易になってます。
Webで採用募集して、メールで大量送られてくる書類を選考し、毎日のように2~3人の面談と技術テストを実施してどんどん採用しています。

ベトナムのITエンジニアの人口は48万人、大学・専門学校をソフトウェア専攻で卒業する学生が毎年5万人~6万人と言われています。現場の実感としては、まだまだフレッシュなプログラマーは変わらず採用できています!

「他国を探す転機」というよりは、ベトナム・オフショアと言われて15~20年、やっと中間管理層の人材が熟成してきたところに、日本国内の人材不足も相まって、これからが一番ベトナム・オフショア開発のメリットを享受できる「ベトナムをより一層活用する転機」に入ったと考えています。

【今こそオフショア開発の拡大をしませんか!】

2023年も明日から8月に入り後半戦です。まだお仕事をご一緒していないお客様!
小規模でのお試し開発も承りますので、今こそオフショア開発をスタートしませんか?

販売管理、生産管理など業務系アプリケーションの、バックエンドからフロントエンドまで一貫して開発可能!
PHP、JAVA、C#、.NET・・・などオープン系言語全般での業務系アプリケーション開発が得意です。

 「オフショア開発を始めたいがどうすれば良い?」
 「以前、オフショア開発で失敗したが、どうすれば上手く行く?」
 「品質や納期は本当に大丈夫?」
 「契約や支払はどうするの?」などなど

オフショア開発のご不安や現状の課題にお応えします!

日本国内で、ソフトウェア・WEB開発など社内や協力会社にてリソース問題を抱えられているお客様、
将来の技術者不足を見据えて、ベトナムへの委託をお考えのお客様、是非ご連絡下さい。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
2023年下半期も、どうか宜しくお願いいたします!

糸見 圭太郎 Keitaro Itomi

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