ベトナム・オフショア開発最新情報(2025年3月)~出生率低下と産業モデルの変革

こんにちは。
ISV VIETNAM 糸見です。
先月、日本からのお客様と数年振りにベトナム中部にある世界文化遺産の古い港町「ホイアン」に行ってきました。

ホイアンは16~17世紀に日本との間で朱印船貿易が行われ国際貿易港として発展しました。
当時は日本人街もあり、今でも日本人が建設したとされる有名な来遠橋(日本橋)が残されています。

30年近く前に初めて訪れてから、幾度となくお客様のアテンドで訪問していますが、以前とはすっかり様変わりして、
街中が過度な電飾でギラギラに飾られ、大音量で音楽をガンガンにかけるカフェバーなどができていました・・・

かつて、海のシルクロードの中継地として栄えた情緒ある古い町並みも、人工的に作られたテーマパークと化していて少し寂しくなりました。

ちょうどう同じ時に、日本の世界文化遺産である岐阜の「白川郷」に初めて訪れました。

こちらも外国人観光客が多いですが、白川郷は今も人びとが住みながら守る世界遺産の村であり、自然と人、暮らしが調和した美しい村が残されています。この美しい山間の集落が残されているのは、村人が日本の原風景である合掌造り家屋の価値に気づき、後世に残すために大切に守り継いできたおかげです。

慎ましく、質素なものの中に、奥深さや豊かさなど「趣」を感じる侘びの心、古びて不完全なものの中に、渋さや洗練された奥ゆかしさや「趣」を感じる寂びの心、
「侘び・寂び」は日本文化特有の美学なのかもしれません。

今回はホイアン・白川郷と二つの世界遺産を同時期に訪れましたが、とても対照的なものになりました。

今、世界ではレスポンシブル・ツーリズムの取り組みが加速しています。
レスポンシブル・ツーリズムとは、観光に携わるすべての人が、その土地の環境や文化などに与える影響に責任を持つべきであるという考えのもと、旅行者も含め、みなでより良い観光地をつくる動きのことです。

日本もベトナムも、世界中から多くの旅行者が訪れたいと思う素晴らしい場所だからこそ、その背景にある自然や文化を守るために、各自でできることを考えるのが大切なことだと感じました。

ベトナムは8つの世界遺産、日本には26もの世界遺産があります。普段ベトナムに住んでいると、なかなか日本の世界遺産をまわる機会はありませんが、いつかは全てを訪れてみたいですね。

ホイアンのトゥボン川の川岸

ホイアンの日本人橋(来遠橋)

岐阜の白川郷

合掌作りの家々

【ベトナムの出生率低下と産業モデルの変革】

ベトナムの出生率が過去最低となりました。
ベトナム統計局によると2024年の合計特殊出生率は1.91となり過去最低を記録しました。

合計特殊出生率とは一人の女性が出産する子供の人数で2.07を下回ると、その国の次世代の人口が自然減少することになります。ちなみに日本は1.4人(東京都にいたっては0.99人)となっています。

ベトナムは、今年の1月に人口が初めて1億人を突破して、インドネシア、フィリピンに次ぐ東南アジア3位になりましたが、同時に足元では急速に少子化も進み始めています。

私がベトナムに来た当時(1996年)には、既に公務員は子供は二人までという人口抑制策(二人っ子政策)をとっていました。公務員で第3子以降をもうけた場合、その年の昇進試験受験資格および昇進が見送られたり、評価が下げられたるする罰則規定があります。恐らくこの政策はまだ完全に廃止されておらず少子化が進む現在でも有効です。

僅か十数年前までは、人口増加率が大幅に上昇し、人口抑制への危機感が台頭していたにも関わらず、
今では逆に人口減少に危機感を持ち、少子化対策を打ち出すことになってしまいます。

日本も過去に少子化推進キャンペーンを行っていて同じような状況に陥っており、いかに人間が人口をコントロールするのが難しいかという現れです。

少子化で問題となるのはベトナムは、依然、多くの人を必要とする「労働集約型」の産業で成り立っているということです。アパレルや靴などをはじめとする多くの製造業から、弊社のようなIT企業(オフショア開発業)なども例外ではありません。

オフショア開発ではプログラマーが大量に必要となり、仕事の多くが手作業や単純なタスクの積み重ねに依存する場合もあります。特にコーディングやテストの段階では、人手による作業が主となることが多く労働集約型の側面が強いです。

今後、AIなどの技術が急速に進化するにつれて、単純なタスクだけでなく、高度なプログラミング技術や、AIを駆使する能力などを必要とする、「知識集約型」の要素もますます大きくなって行きます。

ベトナムが今の成長を維持して行くためには、単なる「労働集約型産業」に留まらず、「知識集約型産業」とのハイブリッドな産業モデルとして、変化して行く必要があるのかもしれません。

ベトナムは長い歴史の中で多くの困難や変化を経験してきました。近代では植民地時代や度重なる戦争、政治的な変動などを乗り越えてきたので、変革への順応力、適応力がとても高いと考えています。

時代や技術革新そしてお客様のニーズに柔軟に対応し、常に変革しながら前に進んで行く、そんな組織にして行きたいと思います。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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この記事を書いた人

糸見 圭太郎
ISV VIETNAM CO..LTD 代表取締役CEO
1996年に初訪越し在越28年目へ。2007年ISV創業。
ITのチカラでお客様そして社会のDXに貢献します。

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